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ハイデルベルグのアニカラー

 九州印刷機材展でハイデルベルグの新ローラユニット、アニカラーのセミナーを受けてきました。簡単に機構を説明すると、これまで10数本のローラで構成されていたローラユニットが、元ローラと着けローラの2本構成になっているという点です。

 今迄の印刷機と機能を比較すると、アニカラーでは印刷機での色調整が不要となり、ゴーストも理論上発生しないというのがトピックでした。その為、印刷オペレータの負担が激減するとの事で、これらの現象に頭を悩まされている私達にとっては、理想のマシンと言えるのではないでしょうか?

 ただ、このアニカラー、色調整が不要と謳っているわけですけども、インキツボでのゾーン調整機能まで外してしまっている為、印刷機での色の調整は不可能となっています。つまり、色調の調整は版の出力時にすべて決まってしまうという事です。色味に不満がある場合は、版から作り直しになってしまいますので、従来の印刷オペレータからすれば、とてもリスキーに感じました。

 このアニカラー、本当に革新的な装置で、特に小ロットのプロセスカラー印刷ではプリンターとも価格競争ができる程の機能を持っているらしいのですが、高精度のカラープルーフと空調設備が絶対条件など、かなりクセのある印刷機であることは間違いないと思いました。今後ハイデルベルグは、オフセット印刷に関しては、このアニカラーと通常のインキングシステムの2本立てで展開していくとの事です。気になる価格の方は、CTPとカラーマネジメント、そしてアニカラー搭載のスピードマスターSM52のコミコミ価格で1億円との事でした。

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